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「いいにおいのする部長」@渋谷クアトロ その5
 3バンド目がVampillia。実は見るのは2回目。2年くらい前にO-nestで見ました。どうやらその時とは変成が変わっているらしく、バイオリンかビオラが一人減り、出だしでいきなり漫談を始めたスーパーギタリストはその時にいたかどうかの覚えがない。

 Vampilliaのライブはいわゆるロックオペラなんだと思います。フォーマットとしてオペラとか演劇。たしかにヨーロッパあたりで人気の出そうな雰囲気ではある。ただVampilliaにはスズナリで上演されてそうな小劇場感とかアングラ感があってにやにやしてしまいます。

 セッティングが終わりライブが始まるというときにギターの人が一人で登場してお客さんの出したお題で即興の曲を作る企画が突然始まりうさぎというお題をもらうもギターを鳴らして叫んだくらい、すべってる感を演出しながら10分ほんとに続けるんですかちょっと企画倒れだったんじゃないですかねなどと意図がよくわからなくて困惑。しかしこのイベントでいちばんだだすべったのは進行方向別通行区分のくそねじだったんでこのくらいは大丈夫。

 その後に登場したボーカルの一人、白塗りで羽の生えたクリオネみたいな人となにやら交信してからライブ開始。2人でなにか歌っていたかもしれません。

 Vampilliaの歌はなにを歌っているのかよくわからないけどもなにかものすごいことをやっているという迫力がある。何曲演奏したとかどの曲がよかったとかさっぱりわからないけどもライブはよかったという不思議なバンド。不思議というか曲単位にばらせるライブをやっていないというだけだと思いますが。

 さてそういえば前回は白塗りボーカルが頭にブロッコリーをつけて登場してしかもそれを客に投げつけていたとかそういえばそうだったなどと言いつつ、まるであれは新宿梁山泊を見ているようでしたなあと思い出し、そういえば最後に新宿梁山泊を見たのはいつだったのかと、生で見たのは2007年1月に見た「夜の一族 2007」、「月光の騎士」、「リュウの歌」が最初で最後だったんでした。なぜ思い出したのかというとたしか「月光の騎士」でコビヤマ洋一の演じた和服の男が「脛からカイワレ大根が生えてきた!」っていうシーンがあって、明らかに元ネタは安部公房のカンガルーノートなんだけども、そういえばカンガルーノートって多くの人にはカイワレ大根が脛から生える話としてしか覚えられていないのではないか。正確に言えばカイワレ大根が脛から生えてきた男がベッドに乗ってあちこちに行く話です(ゆるふわ要約)。砂の女は砂でできた穴の底に岸田今日子が住んでいるという話です。これだけおさえておけば読んでなくても知ったかぶれますね。

 そうすると頭にブロッコリーを生やしていたのもおそらくカンガルーノートに対するオマージュだったのでしょう。しかも今にして思えば単に場所と野菜を替えただけではなくてあれは頭山に対するオマージュでもあったのでしょう。ここまでくると白塗りも山海塾を意識しているだろうし、西原理恵子のマンガに登場する前衛といえば山海塾のように白塗りでゆあーんゆよーんゆやゆよんと踊っていたじゃないか。中也といえば地下沢と答えたやつらはパパと踊ってたらいいです。

 単純に頭にブロッコリーをくっつけて登場するというそれだけのパフォーマンスのアヴァンギャルドさ。今回はそれがギター漫談と宇宙との交信になっていたけども、こういうアヴァンギャルドさがVampilliaなんじゃないですかね。

 トリは進行方向別通行区分。


つづく

(2011年2月5日)
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