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くりかえされる8月32日 よみがえれぼくのなつやすみ
 まったく生産性のかけらもなく8月が終わって9月もそろそろ終わり、振り返ってみれば8月は暑い暑いで9月に入っても暑い暑いで台風が来て過ぎていってやっと涼しくなった。関東平野の天候は加減というものを知らない。もう秋を通り越して冬でもいいじゃないか。いっそのこと。

 ☆

 はてさて1ヶ月もブログもさぼってなぜならばって忙しかったからでなんでかって言うと社会正義に目覚めてたんです!

 やっぱりネットが普及したことによって一般の個々人が情報を全世界に発信して共有する手段を手に入れたじゃないですか。そしたら偏向と陰謀と私利私欲と既得権益にまみれたテレビやら新聞やら既存マスゴミの伝えない世界の真実を白日の下に晒して糾弾するのが意識の高い市民、そしてネットユーザーとしての義務だと思うんですよ!

 しかもSNSやTwitterやYouTubeが腐敗した政権を打倒した革命の成功に大きく貢献したことも記憶に新しいじゃないですか!腐敗した政府にNO!堕落した政治にNO!を突きつけるためにも我々もネットで実名を晒してこの情報革命の新たな波に積極的に参加して社会を変革すべきなのです!

 そしてあの丘を越えて真澄の空は朗らかな9月!社会正義に目覚めたためにこの世界の真実に気づいてしまったんです!

 そう!8月が繰り返されていることに!

 実は我々はテレビや新聞やカレンダーを販売している大企業に騙されていたんです!8月31日のあとに9月1日だという大本営発表を信じ込まされていただけで我々は実は延々と繰り返される8月の中にいるんです!

 例えれば我々は!モーフィアスに赤い薬を飲まされてしまったネオ!Welcome to the real world!わたしたちひとりひとりがこの世界のオンリーワンな救世主!

 搾取を許すな!NO MORE 映画泥棒!

 この衝撃の真実をこれからWikiLeaksに投稿しないといけない。

 ソースを示せって言われても御用学者どもと学会の権威によって公表が妨害されてるんで世間的には存在しないほんと内部情報なんですよ。確かな情報筋から聞いたんで信用してもらっていいんですけど、ほらやっぱり本人の名前とか肩書きとか出すとやばいじゃないですか。狙われるかもしれないじゃないですか。電磁波攻撃とか危険ですよびびびびびって。

 権力に邪魔されてるからなかなかこの真実って世に出ないんですけど、検閲と出版社の自主規制、最近は条例とか新しい法律とか作られて恣意的に運用される可能性があるじゃないですか、だからどうやって規制の網をくぐり抜けるかが問題で、まあ詳しいことは笑いの大学っていう啓蒙演劇を観てもらったらわかると思うんですけど、やっぱり真実と、それを知っている立派な人たちって残念なことに弾圧されちゃうんですね。いつの世でも。

 それでこれまでに1冊だけこのことに触れた本が出てて、涼宮ハルヒの暴走っていう本なんですけど、この中のエンドレスエイトっていう短編小説がそうで、小説、しかも権威によって格が下だとみなされて蔑まれてるライトノベルとして書いたから出版できたんですけど、著者の苦労が行間から溢れてくるのを感じるんですね。未来のある少年少女たちに真実を伝えようっ、伝えなければっ、ていう強靭な意志をひしひしと感じるんですよね。

 エンドレスエイトはTVアニメにもなって8週もほぼ同じ内容が繰り返し放送されたんですけど、今になって思えばああ、あれも真実を知る一握りの人たちが、厳しい規制の中で立ち上がって、切実なメッセージを発していたんじゃないかなと思うんです。それを気づこうともせずに話題作りだ手抜きだ製作費削減だと騒いでいた、そういう先入観で裏事情まで推測して決めつける態度はやっぱり反省すべきじゃないかなって。

 昔から体制や権力にとって不都合な真実を述べる人間は弾圧されるのです。この記事も体制によって削除されたりIPアドレスから枝がつけられてたりするかもしれないからとっても危険ですね!

 やっぱりこの真実が世間に受け入れられないのは民衆がマスゴミに洗脳されて偏った見方をしてるからで、そうならないためにはテレビも見ずに新聞も読まずにアレを前進させるのがいいと思うんですよ。やっぱり信頼できるのはネットの情報なんですよ。

 特に虚構新聞!!

 ☆

 ほんとは今回は、神聖かまってちゃんがテレビに出た話題を見聞きしたり新曲を聴いたりしてたらの子の中でもう答えが出ちゃったんじゃないかなあと思ったのでその話を書く予定だったのですが方向性を誤ったので書けませんでした。

 おっと誰か来たようだ。
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お部屋でミステリーサークル
宇宙人の「お部屋でミステリーサークル」が届いたので聴いています。

すごいね!
宇宙人!
おもしろい!



話を遡れば7月の終わり頃、宇宙人という謎のバンドがギューンカセットからアルバムを出すというニュースを聞いたのがその頃。

これはおもしろそうなバンドが出てきたと思い「アメーバダンス/あこがれのネクタイ」を買って聴いたところがこれがすばらしくおもしろい。

このバンドは追いかけねばならぬと「お部屋でミステリーサークル」を予約注文し受け取ったのが今日の19時8分、聴き終わったのが1時間後くらいだと思いなよ、あまりのすばらしさに胸をときめかせながらじたばたしてまた聴いてたのがさっき、床を転げ回りながら書いてるのが今。

この曲のここがいいんだよとかまた改めてやりたいですね、そういうの。
ひとりバンド夜話〜宇宙人編〜。
Ustでやります!やりません!

さてまあいろいろネットを見てると宇宙人と並んで相対性理論の名前がよく出てきますがたぶん宇宙人はまったく違うと思います。
状況は似てても音楽はそれほど似てると思いません。
女性ボーカルの4人組バンドでメンバーの名前とパート以外の情報がなく、曲はポップ。
たぶんこれだけ揃ってたらだいたい相対性理論っぽいって言われる気がします。
そうじゃなくて。

宇宙人は高知出身だそうですが関西のサイケバンドにいそうなイメージ。
東京にはいなそう。
たしかにギューンカセットが好きそうだ。
というよりも宇宙人を最初に聴いたときに思い出したバンドは相対性理論じゃなくてソープ嬢変死なんですよ。
ソープ嬢変死ってそんなに曲知らないけど宇宙人は同じ箱に入れたい。
ポップなソープ嬢変死。
そういえばソープ嬢変死もギューンカセットだ。

まあ誰っぽいとか説明するには便利だけどまあどうでもいいや。

宇宙人おもしろいんで聴いたほうがいいと思います。
このバンドは大当たり。

あこがれのネクタイのPVがYouTubeにアップされてました。
百聞は一見になんとやら。


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まだ八月にいる
下界のみなさまこんにちは。

ディストピアにひきこもって外界との交流をほぼ断ってから1年を過ぎ、いよいよもって世間から隔絶された生活に倦み疲れ、神隠しにあっただの都市伝説になっただの噂されつつもたまに下界に降りては覆う閉塞感にちまちまと針穴を開けている。

はてさてひと言で言えば生活に彩りがない。
人間の三大欲は食欲性欲睡眠欲などと言いますが、それら集合のどこにも属さないストイックの3乗生活を送ってみればいつかは霞を食って生きる仙人になって空も飛べるはず。
しかし未だに世俗の煩悩に悩まされるとは修業が足りぬのか。
ならば近所を開拓しようとしてみても成果は上がらずネット依存が深まるばかり。

それなら天狗にでもなってみようか。
大日本天狗党絵詞に曰く、天狗とは三界に家なく自在に飛行するものだと。
そこで「世紀末立身指南 天狗になろう」を熟読し、サイコロを振りすごろくを進め、律義に修業をしてはいる。
しかし未だに空も飛べないとはやはり修業が足りぬのか。
そもそも内省してふり出しに戻ってばかりだ。

まあ天狗になってみたところでこの平野のど真ん中、隠れるような山もなく、日の出から日の入りまで太陽の照らさぬところもなく、真夏ど真ん中アスファルトの照り返し、町でうわさになる前に石になって倒れてしまう。

かようにしてあまりにも馴染めない生活文化に対して煙草を吸っては愚痴を吐き、酒をあおっては恨みをこぼし、気づいてみれば八月も終わり。

俗世にかえりたい。



しばらく更新していなかったのですが、それというのも本業が忙しく、しかも長めに海外に行ってた、というのと入ってくる情報が激減したのでそもそも書くネタがなかったというのが主な理由。
あとは気分じゃないというのと伝えるべき誰かを見失ったからだね。

さてまあそこで町にも出ずに書に親しんだりしていたわけだ。
いちから話を作るオリジナリティもクリエイティビティも持ち合わせちゃいないのについに素材も足りなくなった。
そんな中で森見登美彦の「恋文の技術」を読んだんですね。
この主人公があからさまに自らの境遇と重なるところ多く、そこで志を新たにしたのです。

「恋文を書こう」

ほんとうに恋文を書いて送ったかどうかはさておき、たまに更新します。
今いちばん興味のあるのは引っ越しで不動産屋のホームページしか見てないんでそういう話しかしないかもしれません。

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「風狂と夜の会」@高円寺UFO CLUB その5
 トリの壊れかけのテープレコーダーズをばばん。

 ライブは30分+アンコールで6曲くらい。壊れかけのテープレコーダーズは他のバンドよりも曲数が1曲か2曲少ない気がします。このライブのあとの29日にまた壊れかけライブに行ったので思い出してみるとどっちのことだったかなと入り混じっているので記憶が曖昧。。

 久しぶりに見たら4人それぞれの存在がはっきり見えてまた良くなったよねえと。特にコモリとゆさの存在がきっちりと対になった。それに壊れかけのテープレコーダーズって世界観を持ってるバンドだと思うのですが、コモリひとりでは活かせない、作れない、ちょっと前のめりすぎるし、どっちがどこを歌う、それでできあがっていく世界観があって、箱舟は来なかったを聴くとそうなるじゃないですか。そうなるとデュエット曲みたいになってちょっとダサいけども。そもそもそういうバンドって今から見ればなんとなく古いタイプのバンドかなって気はする。

 しかし壊れかけのテープレコーダーズのなにが良かったかって難しいですね。曲が良かったとか演奏が良かったとかいろいろあるけどそういうことじゃなくて。去年見たときも今回も、てるてる坊主は吊るしたが、の間奏での盛り上がりとかものすごくいいなって聴いてたし、1曲1曲も良かったねってなるけどそこか?って思う。

 壊れかけのテープレコーダーズって奇跡の一瞬が作れるバンドだと思うんですよ。その一瞬だけあったらなにが良かったとか悪かったとかどうでもいいなってなるくらいの一瞬が作れるバンド。まあでもそんなの適当にやっててできちゃったってそんな都合のいいことはないんで作ってしまうバンドってすごいことやってるんですよ。そこで決められるような瞬発力を持っているバンドが好きです。

 で、その一瞬は次の29日のライブであって、そうなるとこのUFO CLUBのライブって良かったけど普通に良かったね、29日に比べたらねってなるじゃないですか、期待値が高すぎるがゆえに。やっぱりそういうところが不安定さだったりするしそれはまったく悪いことだとも思わないし、だから今の壊れかけのテープレコーダーズを見るのがおもしろいんだろうし、その「壊れかけ」の不完全さこそがいちばんの魅力なんじゃないですかね。

 なんとなくうまいこといったんで余計なこと言わんうちに終わります。がらがらーぴしゃん


(2011年2月24日)
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「風狂と夜の会」@高円寺UFO CLUB その4
 じゃあ次マリリンモンローズどどん。

 マリリンモンローズもうずらに続いて見るのも聴くのもまったくのはじめて。や、でもマリモンマリモン騒いでいるからどこかで聞いた名前だなと思い出してみればBASEMENTBARあたりでCD発売のちらしもらったことがあるわって、思い出して、え、これってそのへんに転がってるナイーブな若者の自分さがし系ゆるふわバンドなんじゃないんですか、演奏の下手さをゆるさがいいとか味があるとか言ってアクロバティックに肯定してしまう系のバンドなんじゃないんですか、男ボーカルの声が高いとか苦手ですよ、なんと言ってもマリリンモンローズだし。えー、Sのぼりさんちょっと趣味変わりましたよねえ、夏が心の扉の鍵を甘くしたんですかねえ。などと思ってました、正直なところ。

 それがよ、マリリンモンローズはこちらの思い込みとはまったく逆のものすごくしっかりした演奏をするバンドでびっくりしてしまった。これまた予想以上によかった。先入観って怖いですよねえ。教訓としてはバンド名は重要だなって。でもこういうバンドって絶対にナンバーガール好きだろっていう音がちらっと出てきますね。

 なにがどの曲なのかよくわからないけども、ああ、あの曲は東京都というタイトルだったのねと。そうするとどうしてもくるりの東京を思い出してしまうんだけど、や、どちらもいい曲ですね。東京の歌なんて掃いて捨てるほどあるでしょうが歌詞での東京の描き方がやっぱり人と時代によって大きく変わるよなっつって。東京って上京したり去っていったり恋人同士が離れ離れになるのが王道じゃないですか。もしくは冷たい大都会を強調する。だから東京に出て来て楽しいな☆ではやっぱり歌が作れないんじゃないのって。東京砂漠ではみなが悩んで苦しんでいなければならない。

 東京都ではマリリンモンローズは憧れの東京生活を全肯定した歌詞を歌っているけども曲を聴くと絶対にそんなこと思ってないだろってほんとうにそう思いますか?って問いかけてる態度が非情にシニカルで良い。ただそこでどうしても違和感があるのは、「ぼくらの生まれた町」へ回帰する志向性があるように聴こえるところで、ちょっとそういう地元への愛着みたいな感情を出されるとこちらの理解の範疇を越える。経験から言って東京はやっぱり住むのにいちばん楽なんですよね。東京に否定的な文脈だと田舎生活への憧れみたいなのもセットでついてきたりしますが、田舎生活の厳しさを体験してたら憧れてますとか移住したいですとか言えないよなとは思う。そこで適度な田舎として郊外が出てくるんだけどなんだかなーっていう。このあたりはこちらとしては共感はできないっていうそれだけの話なんであまり気にしなくてもよい。

 マリリンモンローズのライブはすごくよかったと思います。でもすごくよかったけど共感できないっておもしろいですね。理解はできるけど納得できないみたいな。
 
 トリは壊れかけのテープレコーダーズ。


つづく

(2011年2月21日)
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